ノヴ子の旅日記

英語学習やキャリアについて。読んでくれた誰かの役に立っているとうれしいです。

小牧亜矢さんのプロフェッショナル仕事の流儀を見て

某チャンネルのプロフェッショナルの番組にサンリオピューロランドを復活させた小巻さんの特集をしていた。


初め彼女を見て感じたのは60歳を感じさせない美しさ。とても美しい方。

過去の写真が出ていたがやはり美しい方だった。

最近思うのは美人な人は美人たらしめる何かが満タンに搭載されていて、加齢とともに減少はするものの、年をとっても美貌が保たれているイメージである。

もともと積載量が少ない人と比べると元から積んでいる量が違うから、年齢を重ねても美人は美人、そんな印象を受ける。

 

 

早速話がそれたが、彼女の経営スタイルもまたすごい。彼女の経営手法で感じた点は以下の通り。


・朝礼には毎朝出席
・社員の顔と名前を一致させる
・本部社員だけでなく、現場のスタッフレベルの社員も面談時間を設けていた
・社員を信じて、支えて、伸ばす
・そこから社員が何をしたいのか、会社再建の糸口を見出していた
・若いウェブ制作会社や、ターゲット顧客の変更など新しいことに貪欲に取り組んでいた
・彼女はおだてて社員を伸ばすタイプ。
・企画もほめてくれる、ただし1回ですんなり通ることはまずない。「すごく楽しそう」「すごい、私もやってみたい」なんて甘い口調と言葉で褒めてくれるのだが、大抵担当者は持ち戻りしていた。
・大いに暴れてほしい、責任は私が持つ、という田中角栄スタイル

 

彼女をすごいと感じた点は社員との接点を持ち、ちゃんと各人を覚え、そしてやる気を引き出すコーチングのようなスタイルを来る日も来る日も繰り返したこと。
そして赤字に転落しても在籍し続けた社員と対話し、彼らが何をしたいのか、どうすれば再建できるのか引き出したこと。

このアイデアの実行が古参社員のプライドを取り戻し、社員全体の士気も上げる結果になった。

具体例として、ある社員はターゲット顧客層を子供から20代の女性に変えたかったそう。

実際彼女はこのアイデアに納得し、20代の女性が喜ぶようなキャラクターの服装や脇役だったキャラクターをランドでしか会えない限定キャラクターに仕立てたり、ダンスも歌も20代の女性からかわいいと思ってもらえるような世界観へと矢継ぎ早に変えた。

結果ランドはV字回復を果たし、コアで繰り返し来場してくれるお客さんが増えたそうだ。

 

背水の陣だったからそうであるべきだったといえばそれまでだが、ドラスティックな意思決定をしたのが彼女の強さであることも特筆すべきだろう。また社員は承認欲求も満たされ、余計に次こそは自分のアイデア、と頑張れるようになると思う。

 


以上、自分への忘備録でした。